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平成28年4月分の労働力調査(基本集計)について

こんにちは、スタッフの吉岡です。

 

 

今回は5月31日に総務省統計局より発表されました4月の労働力調査(基本集計)についてお話します。

結果の概要は次の通りとなっています。

 

【就業者】

・就業者数は6396万人。前年同月に比べ54万人の増加。17か月連続の増加。

・雇用者数は5679万人。前年同月に比べ10万人の増加。40か月連続の増加。

・正規の職員、従業員数は1962万人。前年同月に比べ23万人の増加。5か月連続の増加。

・主な産業別就業者を前年同月と比べると、「卸売業、小売業」「医療、福祉」などが増加。

【就業率】

・就業率は57.8%。前年同月に比べ0.5ポイントの上昇。

【完全失業者】

・完全失業者は224万人。前年同月に比べ10万人の減少。71か月連続の減少。

・求職理由別に前年同月と比べると「勤め先や事業の都合による離職」が2万人の減少。「自発的な離職(自己都合)が1万人の増加。

【完全失業率】

・完全失業率(季節調整値)は3.2%。前月と同率

【非労働力人口】

・非労働力人口は4445万人。前年同月に比べ46万人の減少。11か月連続の減少。

 

全体的に見てみますと、就業者は増え、失業者は減っているようです。

特に正規職員の数は17か月連続で増加しています。

また少子高齢化の流れか、産業別就業者は医療と福祉が増加しています。

失業者は連続して減っていますが、完全失業率は前月と変わらず横ばいとなっています。

これは就業した方の2人に1人はまた失業してしまっていることになります。

 

雇用が増えているのはいい流れですが、完全失業率は横ばいとなっていますので、

今後は完全失業率がどのように変化していくのか注目です。