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平成28年4月分の労働力調査(基本集計)について
- 16年06月03日
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こんにちは、スタッフの吉岡です。
今回は5月31日に総務省統計局より発表されました4月の労働力調査(基本集計)についてお話します。
結果の概要は次の通りとなっています。
【就業者】
・就業者数は6396万人。前年同月に比べ54万人の増加。17か月連続の増加。
・雇用者数は5679万人。前年同月に比べ10万人の増加。40か月連続の増加。
・正規の職員、従業員数は1962万人。前年同月に比べ23万人の増加。5か月連続の増加。
・主な産業別就業者を前年同月と比べると、「卸売業、小売業」「医療、福祉」などが増加。
【就業率】
・就業率は57.8%。前年同月に比べ0.5ポイントの上昇。
【完全失業者】
・完全失業者は224万人。前年同月に比べ10万人の減少。71か月連続の減少。
・求職理由別に前年同月と比べると「勤め先や事業の都合による離職」が2万人の減少。「自発的な離職(自己都合)が1万人の増加。
【完全失業率】
・完全失業率(季節調整値)は3.2%。前月と同率
【非労働力人口】
・非労働力人口は4445万人。前年同月に比べ46万人の減少。11か月連続の減少。
全体的に見てみますと、就業者は増え、失業者は減っているようです。
特に正規職員の数は17か月連続で増加しています。
また少子高齢化の流れか、産業別就業者は医療と福祉が増加しています。
失業者は連続して減っていますが、完全失業率は前月と変わらず横ばいとなっています。
これは就業した方の2人に1人はまた失業してしまっていることになります。
雇用が増えているのはいい流れですが、完全失業率は横ばいとなっていますので、
今後は完全失業率がどのように変化していくのか注目です。