オフィスイトウのブログ

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労働保険事務組合について

こんにちは、スタッフの吉岡です。
最近は昼間の気温が25度になる日も出てきて、春なのにまるで6月のような初夏の陽気を感じることがあります。

 

今回は、労働保険事務組合についてお話したいと思います。
労働保険事務組合とは、中小企業の委託を受けて労災保険や雇用保険の事務手続きを代行してくれる組織のことです。
一例としまして、次のような労働保険事務を事業主からの委託を受けて代行することができます。

 

1.労災保険の特別加入の申請等に関する手続き
2.雇用保険の被保険者資格の取得及び喪失の届出、被保険者の転勤の届出、その他雇用保険の被保険者に関する届出に関する事務
3.その他の労働保険についての申請、届出及び報告等に関する手続き

 

この労働保険事務組合に労働保険事務の代行手続きを委託できる事業主は、
常時使用する労働者の数が次の規模以下であるか否かで次のように決まっています。
なお、事業の種類が有期事業か継続事業であるかは問われません。

 

・金融業、保険業、不動産業、小売業は常時50人以下
・卸売業、サービス業は常時100人以下
・その他の業種は常時300人以下

 

他にも労働保険事務組合を運営する団体の会員企業か否かでも決まってきます。
詳しいことは運営する団体等にお問い合わせください。

 

労働保険事務組合は、同業者組合、商工会議所、商工会などが主に運営しています。
事務を委託したいとお考えの事業主の方は、最寄りの運営団体にお問い合わせください。
名古屋では、主に名古屋市商工会議所や各地の商工会が労働保険事務組合を運営しています。