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入社手続きはきっちりと
- 15年02月12日
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こんにちは。代表の伊藤です。
労使間のトラブルは、在籍期間の長い者より、入社間もない社員のケースが多いという特徴があります。
何年も勤務している現在の社員には問題は無くても、これから雇い入れる社員がトラブルを起こす可能性は十分あります。今までにトラブルが無かったと言って安心するのは危険です。
採用面接でどれだけ良いことを言っても、実際に働かせてみないことにはわかりません。
入社手続きは漏れなくきっちりとする必要があります。
住民票記載事項証明書や年金手帳等の提出はもちろんのこと、入社時には『入社誓約書』を書かせることが重要です。情報時代ですので『秘密保持誓約書』も併せて取ることもお勧めします。
忘れてはならないのが、『身元保証書』です。これは従来仕事中に会社に損害を起こした場合に身元保証人にその一部を補填してもらうという役割としての意味合いが強かったのですが、心身共に健康であることを証明してもらうことを付け加えることをお勧めします。
会社としてうつ病などのメンタル不全者は採用したくはないでしょうし、もしメンタル不全者が発生してしまったときは、家族と協力して対応していかなければなりません。そのときにこの身元保証書が物を言います。うつ病は心の風邪で誰でもなってしまう病気です。注意していただきたいのはこの身元保証書は5年で有効期限が切れることです。5年経ったら忘れずに更新してください。
もちろん『健康診断書』も必ず取るようにしましょう。
社有車の運転やマイカー通勤を許可している会社は免許書のコピーは必ず取ってください。中には無免許や有効期限切れという場合があります。無免許運転や有効期限切れの状態で交通事故を起こした場合、会社の管理不行届きで責任の一端が及ぶ可能性があります。