オフィスイトウのブログ

052-265-6806

名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県で
活動している社会保険労務士です。

お問い合わせはこちら

ブログ

ハローワークで苦情があった求人票の4割はウソ

こんにちは、代表の伊藤です。

11月に入ったのに昼間はまだ暑いときがありますね。

幣事務所の入っているビルは真南を向いていて、しかもガラス張りですので太陽の光がしっかりと入ってきます。お昼近くになるとなんと30度近くまで室温が上がり、思わずエアコンのスイッチに手が行きそうです。

 

さて、今回のテーマはハローワークの求人です。

「就職したものの、こんな会社だと思わなかった!」と、ハローワークには各種苦情が寄せられるそうです。厚生労働省が全国のハローワークで、求人内容に関する苦情9,380件を追跡調査したところ、役4割(3,815件)で「労働条件が求人内容と異なる」ということが判明しました。苦情が寄せられた企業の求人票の4割は「ウソ」ということになります。

 

主な内容は以下の通り。

1.「土日は休み」と書いてあったのに出勤させられた。

2.「賃金が20万円」と書かれていたのに、2万円低かった。

3.「正社員募集」と書いてあったのに、契約社員として雇われた。

 

調査は、過酷な長時間労働を強制するブラック企業が求人票の内容を良く見せかけて労働者を採用するケースが増加している背景から実施。2013年度に全国544ヵ所のハローワークに寄せられた、求人票に関する調査について、求職者や企業側に確認を取ったようです。厚生労働省は今後、求人票のチェック体制を強化する構えを示しています。

 

採用したものの、求人票の中身と実際の業務内容や待遇等とが異なり、すぐに辞められては、応募者にとっても会社にとっても大きな損失です。求人票に虚偽の内容を載せないだけでなく、入社前に業務内容や各種待遇等で誤解のないようにきちんと説明することが必要です。