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社員の時間外労働を減らす方法
- 15年09月10日
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こんにちは、代表の伊藤です。
このところ厚生労働省は、「東京労働局過重労働撲滅特別対策班(通称「かとく」)」を設置するなど時間外労働未払いの取締りを強化しています。
助成金申請の窓口でもタイムカードと賃金台帳をつき合わせて残業代未払いがないかを細かくとチェックします。
できれば残業なんかは無いほうがいいと思っている方も多いと思いますが、日本の労働時間は諸外国と比べて長いというデータが出ています。
今回は長時間労働の原因はどこにあるかを3つのタイプに分け、その解決方法をお伝えしていきます。
1.つき合いタイプ
上司や先輩につき合ってしまうことが原因で、なかなか退社できないタイプです。このタイプを放置してしまうと、残業が会社全体に伝染し、帰りづらい雰囲気が広がってしまいます。人事評価の中に残業時間を含めることで、全社的に残業時間の削減を意識付けさせてください。
2.ダラダラお仕事タイプ
業務過程を決めずにダラダラと仕事をし、納期の直前に残業をしてしまうタイプです。このタイプの人には、業務内容を確認するときに、明確な作業過程を聞く必要があります。こまめに進捗状況をチェックすることで、無駄な時間を省いていきましょう。
3.頑張り過ぎタイプ
これが一番危険なタイプです。成果が出ているが、残業時間が長い人たちです。成果が出ているため、なかなか注意をすることができません。原因は、業務の抱え込み過ぎにあります。このタイプの人たちには、「自分がやらない仕事」を決めてもらいましょう。個人のできる仕事量には限界があります。無理のない仕事量を決めてもらいましょう。
長時間残業が続くと、うつ病などの精神疾患をもたらす可能性があります。残業代をきちんと支払わなければいけないのはもちろんですが、残業そのものを減らすことにも、経営者として着目しましょう。