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マズローの欲求階層説
- 15年04月07日
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こんにちは、代表の伊藤です。
4月になり新入社員が入社し先輩社員として後輩を指導する立場になった人もいると思います。そういう方にマズローの欲求階層説という人を動かす上で非常に役に立つ理論を簡単にお伝えします。
A.H.マズローという心理学者は、私たちの行動は欲求によって起こると言っています。例えば、お腹が空いた、何か食べたいという欲求があるから食べようとする行動を起こすのであり、食欲のない者にいくら食べろと言ってみても食べようとしません。
マズローはこの欲求を5つの段階に分けて説明しています。
第1段階は生理的欲求といい、食欲や性欲などの生命維持のための欲求です。
次を安全・生存欲求といい、危険から身を守る欲求です。
第3段階は帰属・社会的欲求といい、集団に属したいという欲求、
第4段階は承認・自我欲求といい、認められたい、重要人物として扱われたいとする欲求、
第5段階は自己実現欲求といい、自己の成長を自己の力で成し遂げたいとする欲求です。
これらの欲求のうち、第1の生理的欲求は日本のような豊かな社会ではあまり重要ではなく、第2の安全・生存欲求も文明社会ではほとんど満たされています。つまり、第3の段階から上の欲求が満たされずに求めている欲求というわけです。これらの欲求は積極的、意欲的に、やる気を持って行動を起こす原動力となるというのです。
部下を指導する立場の者は、まさにこれらの欲求を刺激し満たすよう努力し、また部下にも努力させることが求められていると言えます。部下に行動を起こさせようとする時に、大いに参考になるのではないでしょうか。