オフィスイトウのブログ

こんにちは、代表の伊藤です。

３月も中旬に差し掛かったというのにこのところ寒さがぶり返して昨日は私が住んでいる愛知県の一宮では１７センチの積雪がありました。マイカーのスタッドレスタイヤをノーマルに変えた途端の今回の積雪。幸い一般道にはそれほど積雪はなくトラブルはなかったのですが、近年の天候は読みづらく困りますね。

さて、このところ景気が良くなったのか当事務所の顧問先でも採用を積極的にしています。よく「採否を決定するのに何を決め所にしていいか分かりません」という相談を受けますが、こうアドバイスしています。

人物としての数ある資質のうち、社会人として特に注目すべきは責任感と向上心です。中途採用の場合、それを見るための格好のポイントは転職回数と退職理由であり、俗に言う負け犬転職をする人物は敬遠対象でしょう。
仮に数度の転職を繰り返す者でも、責任感と向上心ある人材ならその転職は自己向上のためであり、かつ、これまでの会社に、支給された給与以上の功績を残して去ります。だが負け犬転職者にそのような考えはありません。

負け犬転職者が転職理由としてあげる決まり文句は、上司とケンカしたから、人間関係が悪かったから、給与などの待遇が不満だったから、認めてもらえなかったから、きつい叱られ方をしたから、仕事が嫌になったから、人使いの荒い会社だから、残業が多いから、そろそろ飽きてきたから、などであり、いずれも責任回避、うっぷん晴らし、へそ曲げ、意固地、わがままなどからの転職です。それらを乗り越えて、課された責任を果し、かつ自己の向上のために耐えて励む魂からのがんばり精神がほしい。
これらにポイントを置いて面接をされるとよいでしょう。
他にも採否のための要素はありますが、決め所といえばまずはこの二つです。

※当事務所では別組織の人事労務コンサルティング・株式会社レナジーで中小企業を対象とした採用コンサルティングを行っています。