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賞与について
- 15年12月22日
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こんにちは、スタッフの稲泉です。
クリスマスを控え、街中も一層華やかに装飾され、ライトアップもきれいですね。
我が家では少し早目にサンタさんが子どもたちにプレゼントを贈ってくれました。
子どもたちなりに、普段がんばっているからご褒美にと、今年は少し豪華でした。
働かれている皆様には、この時期といえば賞与でしょうか。
今回は賞与についてお話ししたいと思います。
毎月の給与とは別に支給される金銭のことを賞与といいます。
一般的に、夏と冬の年2回に分けて支給する会社が多いですが、
利益が出たときに支給する会社もあります。
賞与の金額については、一定期間内の勤務時間や業務成績により計算され、
併せて社会保険料、雇用保険料、源泉徴収税額なども計算する必要があります。
社会保険料とは、国民健康保険料と厚生年金保険などのことですが、
賞与を受け取った方が社会保険に加入している場合、控除されます。
40歳以上65歳未満の方については介護保険料も併せて控除されます。
保険料は、賞与金額から1000円未満を切り捨てた金額に保険料率をかけることで
計算する事ができます。
また、雇用保険に加入している場合には雇用保険料が控除されます。
事業内容により料率は変わりますが、一般の事業であれば
従業員の方が1000分の5負担し、残りの1000分の8.5を
会社側が負担します。計算方法は毎月の給与と同じです。
源泉徴収額とは、給料から天引きされて国に支払われた所得税のことですが、
社会保険料と雇用保険料の計算をした後に、前月の給与から社会保険料などを
差し引いた金額と、扶養親族などの数を「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」を
もとに税率を計算します。
最後に、賞与が支払われてから5日以内に日本年金機構へ「賞与支払届」を提出して
手続きは終了となります。
賞与は年に数回の特別なものですから、正しく計算、適切な手続きを心がけて
気持ちよく従業員の方が受け取れるようにしたいですね。